「なんだよこれ!!??」
「なんじゃこりゃ!!??」
広い世界の小さな島国。その東と西の大都市で、同時に同じような叫び声が上がった。
今をトキメク(?)東西高校生探偵。もしその距離がすぐ隣であったなら殆どハモっていたに違いないくらい同じタイミングで声を上げてしまった辺り。親友かライバルかは兎も角相性のよさだけは認めざるを得ないところだろう。
そして二人の左手には同じ封筒と、その中に入っていたと一目でわかる同じ柄の見目麗しい便箋が無残にも握り締められていた。
***
同時刻。黒羽快斗は一人優雅なお茶の時間を楽しんでいた。白いテーブルに優雅なティーカップ。最近のお気に入りはダージリンよりウバ。
もうすぐ幼馴染の中森青子が手作りクッキーを持って遊びに来るはずだ。何かとドン臭い(そしてそこが可愛い)青子だが、それでも最近のクッキーはかなり上達した。何しろ、食える。
無論、快斗はそれが消し炭みたいに真っ黒だろうが、タイルのように硬かろうが、どんなに粉っぽかろうが残したことは未だ嘗て無い。まあ、軽口の一つや二つは叩くが。
これが愛ってもんだろう?
一人悦に浸ると、紅茶をもう一口。
しかも今日は。色々と後ろめたいことがあるだけに、それがどんな代物であっても食べるつもりでいる。
しかし心の安寧と愛は別問題。今のうちに優雅なお茶をもう一口。そう思った時、玄関が酷く乱暴に開けられる音がした。呼び鈴の音はなし。青子か?それにしては廊下を駆ける足音が重い。大体……現段階で青子が怒って怒鳴り込む理由など思い当たらない。
怒って、怒鳴り込む?
思考が一つの可能性に行き当たった時、脇机の電話がけたたましく鳴った。快斗はぐったりと項垂れる。
最近の郵便事情はそんなに優秀なのかよ。だったら年賀状の誤配をもう少し減らす方向で検討してくれないものだろうか。
快斗、正確には怪盗KIDがそれをポストに投函したのは昨夜遅く。朝一の集配で集められ、午後には各家に配達されたと見られる。しかも大阪にも届いているということは。
もしかしたら律儀に差出人名を明記したのがよくなかったのかもしれない。KID専用特別仕様速達でもあるんだろうか。
兎も角青子が来るまでに話をつけなければならない。諦めて電話の受話器を取る頃、盛大な足音も扉の前に到達した。
「何考えてんだよ!!お前!!」
「何考えとんのや!!あほんだら!!」
扉を乱暴に開けて仁王立ちになる東の高校生探偵の形相から。電話越しの西の高校生探偵の形相も容易に想像がついた。
***
「兎に角理由を聞かせてもらおうか」
「兎に角理由を聞かせてもらおうやないかい」
優雅なお茶の時間をぶち壊した東の高校生探偵は快斗の正面に座ると足を組んで吐き捨てた。二人の間に置かれた電話も今はハンドフリーに切り替わり、同じトーンの関西弁がまたも同時に聞こえてくる。
「別に、俺が悪いんじゃないって」
「お前以外の誰が悪いんだよ」
「日付指定したんはお前やろが。こんボケが」
「一言多いぜ服部。そもそも悪いのは、これだよこれ」
「これって言われてわかるわけないやろ!!こら!!FAXせぇ!!」
「うるせぇよ、服部。なんだこれ?日売新聞じゃねぇか……なになに……怪盗KIDへの挑戦状……?」
「話が見えへん言うてるやろ!!こら!!」
「別に日売じゃなくても載ってると思うぜ?服部お前、昨日の新聞見てないのか?」
「新聞?」
電話口でがさがさと音がする。新聞を注視する新一の横から身を乗り出すと、快斗も改めて記事に目を向けた。
「これって……あれか。園子んちの」
「そうそう。あのうるさい目立ちたがりの何でも一番おじさん」
「怪盗KIDに再び挑戦……ね……。何を好き好んでこの日を選んだんだか。暇なのかねえ、金持ちは」
「もらったチョコにいちいちお返しなんてせぇへんのとちゃうか?大体、もういいじぃさんやしな。チョコなんもらわへんのやろ」
「それはわかんねぇぜ?金持ちだしなあ……この前もKIDのファンに紛れてじいさんのファンもいたらしいし」
「ま、そういうことだ。これ見てみろよ」
「あん?」
新一が快斗の指差す先に視線を落とす。電話の向こうではまたも服部平次の抗議の声が響いているが二人とも黙殺。
「なになに……。尚これは、今年私に愛のチョコレートをくれた淑女の皆さんへの私なりのプレゼントと思って頂いて結構!!??」
「……そういうこと。日付には一応、意味があるらしいぜ」
「これってまさか、園子のことじゃねぇだろうなあ」
京極真と上手くいっているくせに。俺と蘭の邪魔をしようとは不届き千万とばかりに、新一は指で紙面を弾く。
そう。怪盗KIDが……今度はフルムーンレイク〜満月の湖〜とかいう巨大サファイヤがネタらしいが……勝負を挑まれたのは、なんと3/14。世間で言うホワイトデー。まさにその日であった。バレンタインのお返しはKIDを引っ張り出しての大イベント。派手好きの鈴木次郎吉氏が考えそうなことではある。
「きっとさあ。チョコのカードにでも無責任に書いてあったんだぜ?KIDとの再対決、楽しみにしてます〜とか。今度こそ勝ってくださいね〜とか」
「……いちいちオンナの台詞を蘭の声で読むんじゃねぇよ。蹴り殺されてぇのか?」
「やだねぇ、新一君ったら短気vv。怒りっぽいのはお肌によくないぜ?」
「てめぇ……」
「アホ。今はそんなことはどおでもええんや」
珍しく。非常に珍しく服部平次から突っ込みが入る。
「そんなことって言うけどな、服部。お前だって遠山さんの声でやられたらどうだよ」
「そんなん気にする平次とちゃうもんな!!平次、めっちゃ優しいもん」
「せやから。そんなんどうでもええって言うてるやろ!!」
全くもって珍しいことに欠片も反応しない服部平次に、新一も快斗も一瞬呆然と電話機を見つめた。いつもより心持ち低い声は動揺の色を帯びることなく。この向うにいるのはもしかしたら西の高校生探偵ではないのかもしれない。そんな気すらした。
「あのじぃさんが怪盗KIDに勝負を挑もうが、それがホワイトデーだろうが。そんなんは別に何の問題でもないんや」
「……じゃあ、お前はなんでわざわざ黒羽んちに電話して来たんだよ」
「俺が怒ってんのはやなあ」
受話器の向うで一つ大きく息を吸い込む気配。新一と快斗の視線はついつい電話機に釘付け。
「なんでそんなゴタゴタに俺らが巻き込まれなあかんのやっちうことや!!!!!!」
そう。鈴木次郎吉氏が怪盗KIDに勝負を挑もうと。それがホワイトデーであろうと新一や平次には基本的に関係ない。無論首を突っ込もうと思えば幾らでも突っ込めるが、無視して通った所で職務怠慢でもなければなんでもない。
「……そういや、そうだな」
ポツリと新一が呟く。東の高校生探偵にしては珍しいことだが、何しろトロピカルリゾートホテル一泊コースをホワイトデーに予約している身である。KIDからの招待状を見た瞬間にぶちきれていた。毛利蘭が絡む時、この高校生探偵の頭脳は普段の300倍は鋭敏に働くかと思うと頭に血が上りすぎてうっかりミスを引き起こす。どうやら今回は根本的問題を見落としていたらしい。
鈴木次郎吉氏が新聞の大紙面を使ってよりによってホワイトデーに怪盗KIDに挑戦したのは、この際問題ではない。問題なのは。
「いやぁ。だって。ねえ」
ジト目で睨まれて快斗は後退る。鈴木氏に勝負を挑まれた怪盗KIDが宴の招待状と称してメディアに送った手紙には、宴の招待客として二人の高校生探偵の名もしっかりと明記されていた。両探偵の家に届いたのも全く同じ招待状。
つまり。
新聞記事で大々的に勝負を挑まれた以上。怪盗KIDはそれを断る術をもたなくなった。のと同様に。
東西高校生探偵も引くに引けなくなったのである。
「……やっぱ面白くねぇじゃん?俺がせっせとお仕事してる間にお前らは蘭ちゃんや和葉ちゃんとデートだなんて。ここは一つ友情に免じて、巻き添えを喰ってもらわないとvv」
「誰と誰の間のどの辺に友情があるって?可愛い子ぶってんじゃねぇよ、気色悪ぃ……」
「え、いやあ。そんなつもりなかったんだけど?可愛かった?俺」
「……一遍死んどくか?ああん?」
「やだなぁ。新一クン。目が据わってるって」
天下の怪盗KIDも新一の殺気にあっさりと壁際まで追い詰められた。寧ろ。この場に服部平次がいないことに快斗は心から感謝する。工藤新一の蹴りならなんとか生き残れる気がしたが、服部平次が相手では半殺しどころか、確実に殺される。竹刀を持つまでもない。一つの武道を極めようという人間は、強い。……半端じゃなく、強い。西の名探偵には口で勝つ自信はあっても腕力で勝てる自信はなかった。
が、今目の前にいる工藤新一の迫力も平次の比ではない。
……覚悟はしていたが。
だからと言って自分一人が貧乏くじを引く気もなかったのも事実。
「……黒羽……覚悟はええか……」
物理的攻撃はどう考えても無理だろうと思われる電話の向うから低い低い声が聞こえる。ほぼ同時に新一がパキパキと両手の指を鳴らした。もしかしたら平次の生霊が新一にとり憑いているのかもしれない。快斗は半ば確信した。が、それは問題の根本的解決にはならない。
……ここで半死半生の目にあって入院でもしたら。
一瞬、ホワイトデーに鈴木氏の挑戦を受けなくてもいいんじゃないかとも思ったが、それはそれで。黒羽快斗入院中に怪盗KIDご欠席とくればあの煩い白馬や紅子に何か嗅ぎ付けられる可能性が高くなる。ましてや青子に何か気付かれでもしたら。
一歩間合いを詰められて、快斗は生唾を飲んだ。
瞬間。
***
「平次、おる?」
「チャララララ〜〜ン」
「ピンポーン」
電話のずっと奥から軽やかな声が聞こえたのと同時に、工藤新一のズボンのポケットの携帯が軽やかな音を奏で、そして黒羽家玄関の呼び鈴が鳴った。
東西高校生探偵と怪盗KIDのそれぞれの幼馴染。全く同タイミングなのはやはり相性がよいということなのだろうか。
そしてその瞬間。男三人は固まる。
「か、和葉??!!」
「蘭か!!」
「あ、青子!!何で今日に限って早いんだよ!!」
寝屋川市と米花市を繋いでいた電話は一瞬で切られた。対照的に新一は慌てて携帯電話の着信ボタンを押す。快斗は慌てて玄関に向かった。
……まさか工藤新一の修羅場に付き合うわけにもいかないし、青子がこの部屋に到着しても困る。逆上した新一に怪盗KIDの正体を口走られたら終わりだ。奴なら、やる。
居間には。白いテーブルと風に揺れる白いカーテン。そしてすっかり冷め切った紅茶と今はもう微音も発さない電話と。携帯電話を握り締めた工藤新一が残された。
***
「で?」
「で、ってなにがや」
バラバラとけたたましく響くヘリの音。それによる突風に吹き飛ばされそうになりながら新一は平次を振り返った。平次は風をはらんで膨らんだ上着のポケットに手を突っ込んだまま、憮然とした表情であらぬ方向を見ている。
「どうなったんだよ。あの後。和葉ちゃん」
「……別に。なんもあらへんわ」
3/14日10時。ありがたい(?)ことに鈴木氏の「白昼堂々と奪ってほしい」というリクエストにKIDが応えた為、犯行予告時間は10時半。
……さっさと終わらせてしまおうという魂胆が見え見えである。
が、この際それは東西名探偵にも都合はよかった。
「あん時あいつ、TVでやってたKIDの犯行予告見てうちまで来たんやけどな。別に、なんも」
「なんも、ってことねぇだろ?お前、今日遠山さんと約束してたんじゃねぇのか?」
「別に、約束なんしてへんわ。ぼけ」
約束は未だしてなかったが。それでもちゃんとバレンタインのお返しの予定はあった。自分の中では。
しかし、TVを見て興奮して服部家まで来た幼馴染はそんなことは意に介さず。
「絶対KID捕まえてや!!」と開口一番……極上の笑顔で……そう言ったのである。
「平次がKIDになん、負けるわけないもんな!!」「それに工藤君と組んだら、平次無敵やもん!!」「工藤君と喧嘩なん、したらあかんで」
「……へぇぇ。よかったなじゃねぇか」
「ええわけないやろ?あほんだら」
「お前なあ。いっつも遠山さんのこと放っておくくせに、こんな時だけお前がご機嫌斜めってどういうことだよ。広い心で理解を示してくれたんだぜ?感謝こそすれ……」
「アホ。まだ続きがあんのや」
「続き?」
怒鳴られるだろうか泣かれるだろうかと戦々兢々としていただけに、和葉の言葉には面食らいはしたものの正直感謝した。したのだが。
「さっさと事件解決して、大阪まで帰って来いっちうんや。あいつ」
「大阪……こっちで待ってたりはしてくんねぇの?」
「正確に言うと京都やな」
京都の完全予約制の小さな料亭。料亭とは言っても古臭くはなく洒落た造りで料理も斬新。京都の売れっ子の舞妓さんや芸子さんに人気が高く、何よりも中庭の早咲きの桜は知る人ぞ知る逸品。
事件で知り合った茶屋の女将を拝み倒して予約を取ったのはもう一年近く前のことになる。ホントは明るい所で桜が見たくて昼食を希望したのだが、今となっては予約時間が20時と遅めになっていたことが不幸中の幸いとしか言いようがない。
「……頑張ったじゃねぇか……お前」
「ほっとけ」
「つまり、さっさと終わらせて予定通りホワイトデーデートはやろうって言うわけか。遠山さんも」
「も、ってことは、あのねぇちゃんも……」
風のタイミングを図り漸く降りてきたヘリに乗りつつ、新一は憮然と返す。
「……言ったろ。トロピカルリゾート、予約してたって」
「日帰りできる場所で一泊二日とはブルジョワやなあ」
「お前が言うなよ。兎に角さ、予約は……」
「キャンセルか」
「……してねぇんだよ。蘭が。大丈夫だよね、って」
「……」
バラバラと音を立てて、ヘリがビル屋上のヘリポートを離れる。このヘリは警察のものではない。鈴木財閥が準備したものである。KIDが勝手に呼んだとはいえ、こんな派手なゲストを鈴木氏が見逃すわけがない。既に二人の高校生探偵は賓客扱いだ。
「お前のこと、信じてんのやなぁ。あのねぇちゃんは」
「そりゃ、お前だって同じだろ?」
「せやけど、ねぇちゃんは今どないしてん。まさか一人で……」
「流石にそれはねぇよ。多分その辺で中森さんと待ってるはずだぜ。KIDの登場を」
「そういや、黒羽はどないしてん。あのねぇちゃん、知らんのやろ?ホンマのこと。どないして今日のキャンセル……」
「それがさ。あいつキャンセルする前に、振られたらしいぜ、中森さんに」
「なんやと!!??」
目をむく平次を片手で止める。
「正確には、今日のデート限定だけどな。お父さんの応援に行くから、ごめんね、ってさ」
「ああー。中森警部今日も張り切っとったからなぁ」
「あまりのあっさりさにあいつ暫く腑抜けてたぜ」
「腑抜けて……」
「ところで服部」
新一は不敵な笑みを浮かべると座席の下から何かを取り出す。
「なんや?」
「お前、ちょっと後ろ向いてこれ背負ってみろよ」
「ん?」
事態の飲み込めていない平次の背中に新一が背負わせたものは。
「なんやこれ。パラシュートか?」
「ちょっと考えれば分かることだぜ?なんで東西高校生探偵が二人も揃って同じヘリに乗らなきゃなんねぇんだよ」
「……」
「服部と遠山さんのデートコースまでよく調べげたじゃねぇか。ま、服部が口を滑らすとは思えないし、だとしたら遠山さんから聞き出したから遠山さんと蘭の電話を盗聴したかってとこか?なんにしろ甘いぜ、怪盗KID」
「ふうん?」
振り返る平次は徐に自分の前髪を掴み取る。現れたのは……快盗KID。いつの間にモノクルまで着けたのかなどと野暮なことは聞いてはいけない。
「……馬鹿か、お前」
「なんだよそれ。お望み通り正体現してやったじゃん」
「お前、今から俺が何しようとしてるかわかってんだろ?」
「俺をこっからつき落とすんだろ?」
「そ。パラシュートあれば大丈夫だろ?だけどそいつはお前のお得意のハングライダーじゃねぇ。しかも下には一般群集。殆どお前のFAN。どうする気だよ」
「さあな?」
「服部の振りして俺にくっついて現場に乗り込むつもりだったのかもしれねぇけど、残念だったな。けど、落ちるにしても服部のままなら騒ぎもまぁまぁだ。ま、あいつも西の名探偵として人気はあるみたいだけどここで怪盗KIDが降りてくるよりはましなはずだ。何考えてる?」
「それこそまだまだ甘いぜ、高校生探偵工藤新一君。俺が、ここまでくっついて来てお前にばれないと思ってたとホンキで思ってんの?」
「……計算ずくってことか」
「あったりぃ。だって服部に入れ替わろうにも当の本人はピンピンしてるわけだし。工藤がヤツの携帯に一報すれば俺がニセモノだなんてことはあっという間だぜ?」
東の高校生探偵は空から。それに対して西の高校生探偵服部平次はバイクで快盗KID追跡に備えている。
「ま、トロピカルランドに一刻も早く行けるように頑張って欲しいもんだね、東の高校生探偵工藤新一君」
「それはお前次第だぜ、快盗KID」
二人、同じ顔でニヤリと笑う。
「じゃあな、名探偵」
「ばぁか、すぐとっ捕まえてやるって」
後手でヘリのドアを開けると快盗KIDは一気に飛び降りる。背中のパラシュートはあっという間に二等辺三角形の骨組みを無して白いハングライダーが空に舞った。
……やっぱ、摩り替えてやがったか。
持った瞬間の感触でなんとなく察してはいたが。
新一はシートに深く座りなおすと携帯を取り出した。
「おう」
「服部、ヤツが出たぜ。下、騒ぎだろ」
「おうおう。凄い騒ぎやで?どないするつもりや、あいつ」
「とりあえず今回はダミーじゃなくて本人だけどな。何処で摩り替わるかわかんねぇから確り見とけ」
「そらこっちの台詞や。せやけど何処に下りるつもりや?」
「さあな。ま、とりあえずこっちは宝石の死守だ。ぬかるなよ」
幼馴染の機嫌もホワイトデーも大事。友情も、大事。だけど勝負は勝負。
二人の高校生探偵も快盗KIDも。手を抜く気は毛頭ない。
手を抜く気はないっつっても逮捕するわけにはいかないので。あくまで宝石を守れるかが勝負ってことです。
というわけで初挑戦新蘭平和快青。でも出てくるのは男ばかりですが。如何だったでしょうか?
特に快青については未熟の極みどころか初挑戦なのですが(と言っても青子出てきてませんが)
そもそもマジ快の基本設定すらも記憶に危ういことが発覚!!ゲフ!!どなたかレクチャープリーズ!!
さて甲斐性なしトリオは無事にホワイトデーデートにこぎつけられたのでしょうかね?
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